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調子づいた甘利明経済再生相は、「意欲的な回答がでてきたことについては歓迎したい」と語り、さらに、「ローソン、セブンイレブン、次はファミマ(ファミリーマート)という風に期待している」となどと発言しました。
ファミリーマートを展開する株式会社 ファミリーマートの関係者は「ちぇっ、余計なことを・・・」と思ったかもしれません。。。
しかし、株式会社 ファミリーマートも、しぶしぶながら?組合員・正社員約2700人を対象に、定期昇給1.5%に加え賞与を増額し、2013年度の年収を平均で2.2%引き上げました。
黒字決算企業の正社員を対象とする一連の賃上げで、ふと頭をよぎるのが、直接の知り合いではなく、親しくしているわけではないのですが、大手コンビニエンスストア・チェーン本部とフランチャイズ契約をして、コンビニを経営されている方の話です。
ズバリ言うと、その大手コンビニエンスストア・チェーン本部は、ローソンです。
書くことを迷いましたが、それはローソンに対する配慮からでは全くありません。
フランチャイズ契約を結んだそのオーナーさんが、もしも読まれた場合にどう感じるかな・・・と考えたのです。
しかし、現状が少しでも改善されることを願って書くことにします。
また、抱える問題はセブンイレブン・他コンビニチェーン、そして、他フランチャイズチェーンも同じかと思います。
元々そのオーナーさんは、細々とですが、長年に渡り、しっかりと地域に根付いた個人商店を経営されていました。
そこへ大手コンビニエンスストア・チェーン本部・ローソンの社員に、必ず儲かるからなどと誘われコンビニを開業したそうです。
必ず儲かるなんて・・・マルチ商法みたいですね。
加盟金や保証金をがっぽり取られて、開業する際の初期投資・費用はフランチャイズオーナーの自前、ロイヤリティーは高く、とことんフランチャイズオーナーだけがリスクを背負う契約のようです。
資産が一般家庭よりはある方だったようですが、それでも莫大な借金を背負うことになりました。
経営が苦しく、アルバイトも十分に雇えず、やむ得ず家族にタダ働きさせて、家族にも、それぞれの人生を変えてしまうような、大きな犠牲を強いる結果となってしまったそうです。
ちなみに、そのコンビニオーナーの労働を時給に換算すると、最低賃金以下だそうです。
投資した資金に縛られて閉業することすらままならず、雇っているアルバイトの時給以下の収入で、朝から晩まで、いや、夜中も必死に働いています。
さらに、24時間営業というのは、精神的にも片時も休まる時がないようです。
また、別なローソンのオーナーさんは、ローソンのコンビニ経営を決断され、何年か家族と協力して経営したのち、働くことが困難になってしまったのです。
どのように働くことが困難になってしまったのかについては書けませんが、その原因は過酷なコンビニ経営と切り離して考えることは出来ません。
現在は、ご高齢の家族もローソンの店頭に出て、毎日、必死にコンビニ経営をされているようです。
コンビニエンスストア・チェーン本部がささやくように、コンビニ経営が儲かるのなら、コンビニエンスストア・チェーン本部の社員はアベノミクス賃上げで大喜びしていないで、脱サラしてでもフランチャイズオーナーになるはずですね。
しかし、それは皆無だそうです。
悲惨な状況をたくさん見ているからでしょう。
アベノミクス・賃上げと高額なロイヤリティに苦しむフランチャイズオーナーの思い へつづく
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